3.4.10 活動実績 大学准教授さん
case 10
相手:35歳 大学准教授 東京大学大学院卒
場所:
お見合い 新宿のカフェ
デートは10回以上
大学准教授さんは、私が1つ目の結婚相談所に入会して間もない頃に出会った方。
大学准教授さんは、若くして有名大学の准教授のポストを得て、順風満帆な人生を送っているように見えた。
そんな華々しいキャリアを進まれているにもかかわらず、自分の能力を鼻にかけることもなく、本当に腰の低いお方だった。
ある日、私は、こう聞いてみた。
私「結婚相手にはどのくらいの学歴を求めますか?」
大学准教授さん「大卒であってほしいかなというくらいです。僕は特に気にしません。両親は、学歴を気にするタイプですが、、、」
私「そうなのですね。私くらいでもよいのですね、よかったです。」
大学准教授さん「もちろんです。頭よくてもそんなに幸せではないですからね。」
私「とは言っても、ご両親はお嫁さんの学歴を気にしたりしませんか?」
大学准教授さん「きっと気にしますね。でも、両親の希望を聞いてばかりでは結婚できませんので。」
ご両親との溝を感じた。きっと以前に何かトラブルがあったのだろう。
大学准教授さんとは、結婚後のイメージをたくさん話した。
ある時、結婚式の話になった。
大学准教授さん「結婚式はどういうのいいですか?」
私「そんなに派手なものじゃないほうがいいかなと思ってます」
大学准教授さん「家族だけとか?」
私「それでもいいかなと思ってます」
大学准教授さん「それならよかったです。ただ、うちは両親を含めて家族を呼べないので、俳優でも雇おうかな」
私「!!!」
結婚式に両親役として俳優を雇う?
私「きっとご両親が悲しむのではないですか?」
大学准教授さん「いいえ、もう縁を切っているようなものなのでいいんです。ずっとこのことを言えなくてすみません。」
私「!!!」
言葉が出なかった。大学准教授さんいわく、毒親のような両親で、関わると精神的に辛いので、絶縁状態とのこと。
気の毒にも思うが、
私はご両親にお会いすることもなく、結婚には踏み切れない。
大学准教授さんのお人柄に好意を寄せていたが、
徐々にフェードアウトしていきました。