3.4.9 活動実績 整形外科医さん
case 9
相手:36歳 整形外科医 私立大医学部卒
場所:
お見合い 帝国ホテル カフェ
デート1回目 ランチ
デート2回目 ディナー
デート3回目 ディナー
この方は、地方の病院から都内の病院への異動に合わせて、結婚相談所に入会されたとのこと。
話題も豊富で、お話しやすいお人柄だった。
話が途切れることもなく、数時間一緒にいても飽きることはないものの、結婚にまつわる話が少ししか出てこない、そんな雰囲気だった。
2回目のデートは、高級そうな鉄板焼きのお店だった。
デートの別れ際には、こんな話もした。
整形外科医さん「僕の両親に、(私のことを)話しました。すごく気に入ってました。」
私「それならよかったです」
整形外科医さん「これ、両親が送ってきたりんごなのですが、よかったらもらってください」
私「ありがとうございます。こんなにたくさんのりんご、どうしようかな。家でアップルパイでも作ってみます!」
この時、ご両親にも話してもらえたし、次のデートの日程も決まっていたので、もしかしたら本交際につながるのかなと思った。
私は、お見合いですぐに人を好きになることは稀だったので、
好きでなくても、大きな欠点がなければ、本交際まで持っていきたいという気持ちで活動していた。
次のデートは、焼き肉だった。
女性とのデートで焼き肉っていうのも、どうなのかなと思ったが、おすすめのお店ということで、行ってみることにした。
整形外科医さんはひたすらお肉を食べていた。
もうお会いするの4回目だし、そろそろ見切りをつけるか判断したいところ。
お会計の時間になり、
私「いつもご馳走になっているのでお支払いさせてください」
整形外科医「そしたら、3000円でいただけますか?」
一応、支払う意思を見せたけど、内心びっくりした。私は、焼き肉を食べたかったわけでもないし、むしろ焼き肉じゃないものを食べたかった、のに、お金を徴収された。
私「3000円でよろしいのでしょうか?」
整形外科医「はい、大丈夫です。では、帰りましょうか。」
駅までの帰り道で、
整形外科医「すみません、さっき話せばよかったのですが、、、」
私「なんですか?」
整形外科医「僕は結婚に向いてないみたいです。僕みたいな人間は結婚相談所に登録するべきではなかったんです。
医学以外にも打ち込みたいこともあるし、結婚が考えられなくなってしまいました。」
私「そうなんですね。残念です。ところで、打ち込みたいことってなんですか?」
整形外科医「それは今は話せないんですが、ネットニュースに載るかもしれないです」
私「ほほー、ネットに載るほどのことを構想しているんですね。すごいですね。
それでは、これで失礼しますね」
こう言って別れた。
結婚に向いていないことがわかったというのはどういうことなのだろうか?
後日、結婚相談所のカウンセラーさんに、状況報告したところ、
カウンセラーさん「それは断るための口実じゃないですか?」
と。
私「前回、ご両親に気に入ってもらった話があったし、ご両親からのりんごを頂いたので、いい方向なのかなって思ったんですけどね」
カウンセラーさん「今まで結婚にまつわる話出てました?そういう話をろくにせずに、うまくいく思うのもどうかと思いますけど?」
この言葉、とてもショックだった。
婚活って本当に辛いのに、このカウンセラーさんと話していると、もっと辛くなる。
結婚にまつわる話をろくにせずに、本交際に進めると思った私がいけないのか。
そもそも結婚願望のない男性会員を紹介しておいて、私の勘違いみたいな話ってひどすぎる。
親身に相談にのってくれるカウンセラーさんは数少ない。
特にP社はネガティブな何かあったときに相談にのりますというスタンスだと、このカウンセラーさんに言われたので、ここは注意しておきたい。